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TAENAL
どうもこんにちは、
タエナルは夫婦で育児に勤しんでいまして、うれし、愉し、眠し(
(あっという間に生後5ヶ月)
お客さまにとても可愛がってもらえていて、幸せなヒトやなあ〜と側から見てて思います…
出生以来、身の回りのことは99%「娘」のことで埋め尽くされていまして、これといって目新しい話題も、そして時間もなく更新が滞っていましたが…
今日は久々の東洋医学、「梅雨期の養生」について少し。
♪ 本日のBGM ♪
⇩
岡山南部に住んでいると、
東洋医学では、
春→風邪
夏→暑邪(火邪)
秋→燥邪
冬→寒邪
と、季節ごとに犯されやすい外邪が異なってきます。
梅雨時期はそのまんま湿気にやられる、という見方で「湿邪」
そして、湿邪の持っている生理的な特性として3つ、
・重濁性…重だるーい感じ
・粘滞性…ドローリとした感じ
・下注性…身体の下の方に溜まる感じ
があるとされてます。
ん、イメージ通りでわかりやすい(^^)
さらに東洋医学的に掘り進めると、梅雨時期は別名「長夏」、陰陽五行では自然の構成要素として「
「不摂生すると、身体の素(土台)になる栄養を取り出すところ、
となります。
東洋医学でいう「脾」は、
・運化…食物から取り出された栄養分や水分をコントロールし、
・統血…栄養を運ぶ「血」が血管から漏れ出ないようにする
・昇清…生理物質を上へ持ち上げる、臓器を正しい位置に保つ力
ふむ、なんかややこしいですが、一言で表現すると、
「身体に必要な物質を上・外へ押し上げる・押し広げるチカラ」
です。
(統血は頑丈なホースのほうが高い水圧に耐えられるイメージ)
(昇清は重力に逆らうチカラのイメージ)
とりあえず、梅雨と「脾」の特性についてはこんな感じ。
★
(今日は文章ばっかりです笑)
はい、カンのよろしい方はお気づきですね、この「脾」と「湿」は、真反対のベクトルのチカラであることを。
脾…⬆上⬆ 湿…⬇下⬇
つまり、この時期に脾が失調すると、不調が身体の下半分に出やすくなります。例えば、下半身のむくみ、下痢、食欲不振、身体の重だるさ(
さらに言うと、
それらが気のめぐりを阻害すると、
さらにイライラも出てきたり、節々が痛くなってきたりもします。
では、そうならないためには、どうしたらよろしいのん、
1つ目、「水分を摂りすぎない」
最近は水分を摂るのはよいこと、という風潮があって、
といった感じの方々もお見かけします。
しかしながら、過分な水分は「湿」を体内に生み出すので、
2つ目、「冷たいものを極力摂らない」
脾胃が冷えると、本来の働きがしづらくなるため、先ほどの「
その結果、
3つ目、「適度な運動」
身体を動かすことで「気」の動きが活発になれば、「運化」
と、ここまではよく聞くような話だと思うのですが…
はい、こんな時こそ「お灸」がオススメ!🔥
脾が弱ってしまい、身体のなかに老廃物が溜まっているとき、こんなツボにお灸をしてはいかがでしょう。
①太白
②陰陵泉
③豊隆
④崑崙
(ツボのくわしい場所は、ググってしらべてください…笑)
①は脾を元気にしてくれますし、②は脾の水はけをよくしてくる機能があります。
③は身体に溜まった老廃物の代謝に関わりが深く、④は身体全体の水分代謝に関わりが深いです。
その日その日で、そのツボ付近を触ったり、軽く押したりして、なんとなーく違和感のあるところにお灸をしてみる。そしてそれをしばらく続けてみる。
そんな風に自分のコンディションの変化を自身で確認しつつ、梅雨をしのいでゆくのもアリかと思います☺️
また、人それぞれ、また日によって、効果のあるツボとその微妙な位置は変化します。お灸を通じて自身の体質とその変化のしかたを理解することは、梅雨をしのぐ以上の意味があるよなー、とも。
来年度は、こういった一歩踏み込んだセルフケアについて、なんらかの形でお伝えしたり、アドバイスできる形を作ってゆきたいなーとも考える最近。
(顔出しでYoutubeをやるわけではございません)
*
そんなわけで、みなさまあとしばらく、梅雨の憂鬱とうまく付き合って行かれることを願って…
ではまた👋
TAENAL