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みなさん、こんにちは。
夏の土用が8/6に終わり、8/7は「立秋」。
実際は猛烈な暑さですが、気配が少しずつ変わってゆきますね。
お盆以降は秋雨になる様子ですし、猛暑から少し逃れられそうです。
とはいえ、クーラーの良く効いた部屋で過ごす時間が長かった日々から、
一転して30℃を下回る外気温かつ雨で湿度も高めな状況。
体には非常に負荷が高い…
こんなときに起こりやすい不調といえば…
はい、「自律神経」の失調です。
「自律神経」=交感神経と副交感神経のこと。
この2つが外部の環境に合わせ、体内の環境を最適化することで人体の恒常性が保たれるのですが、
温度・湿度・気圧の変化が急激すぎると、ただでさえクーラー病&ストレス過剰の生活で疲弊している自律神経に
トドメを刺すことになり…
・食欲不振、吐き気、下痢、膨満感
・頭痛
・手足のしびれ
・肩こり、首こり、筋肉痛
・倦怠感、疲労感、立ちくらみ、めまい
・不安、イライラ、気力の低下
などなど、個人差はありますが多くの症状が現れ、とてもしんどいことになります。
東洋医学的には、
・「気」の流れが悪くなる&「気」自体が損なわれる
・「血」の滋養作用低下
・「津液」(体内の水分)の損傷と停滞
が相互に作用して生じている、とも言えそうです。
一言でいうと、
「暑さと冷えの繰り返しによって、体が混乱して色々メグリが悪くなっている」状態。
逆から見れば、悪くなったメグリを良くしようと体がガンバる過程でさまざまな不調が出る、とも言えますね。
これが一時的な不調で済めばよいのですが、調整機能が低下している人ですと、
いよいよ「自律神経失調症」と呼ばれる病気へと発展してしまいます。
今日はそんな「自律神経」をお灸で整えよう、というお話です。
お灸そのものについては話が長くなるので掘り下げませんが、
自律神経の調整にはとても効くと個人的に思っています。
お灸の使い方とかいろいろは、こちらのせんねん灸のサイトをご覧いただいて…
早速、ツボの紹介に移ります。
(「症状改善 ツボ大全」という書籍より拝借)
一つ目はコチラ、
「大椎(だいつい)」です。
首を構成している「頸椎」の7番目、最も大きい椎骨。
首を前に曲げたときに一番出っ張るやつですね。
この出っ張りの直下のくぼみに灸を据えます。
これが、なかなか気持ちいい!
熱さを十分に感じるまで壮数(据える回数)を重ねるといいですね。
2番目はコチラ、
「中脘(ちゅうかん)」です。
位置は鳩尾上の骨(剣状突起)とヘソの中間にあります。
この辺りは太陽神経叢=サードチャクラの位置でもあり、整体的にも大事なポイント。
特に吐き気、お腹の不快感が出ているときに効き目アリです。
最後、3つ目は…
「関元(かんげん)」です。
位置はヘソに人差し指を合わせて、ちょうど小指が当たる辺りです。
いわゆる「丹田」と呼ばれるところで、ここにエネルギーが溜まらないと「倦怠感・疲労感、気力減退」などが起きやすくなります。
この3つにお灸を据える場合は、仰向けになって「中脘」と「関元」を同時に。
その後、座った状態で「大椎」をやるといいですね(シャツは脱いだほうがいいかもしれません。襟に穴があきます笑)
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どうにも調子が出ず、自律神経が乱れていると感じたら、是非試してみてください。
それでは、また。
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