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みなさん、こんばんは。
1/20に大寒を迎えました。
とはいうものの、今年はその前から北半球全体が寒波に覆われていたようで、
寒さのピークといった感じはありませんね。
1/17から2/3までは「冬の土用」、冬から春(立春)に移り変わる時期になるので、
心身ともに不安定になりがちな時期。
東洋医学における冬の食べものは、「黒」くて「塩気(ミネラル)」のあるものが基本。
酵素玄米(小豆入り)に自然塩をかけて、昆布出汁の豆味噌汁お供に腹七分くらい食べる。
そして、のんびりする。
そのくらいでいい気がします。
*
ところで、岡山に来てから頻繁に湧き水を汲みにいっています。
普段飲む「水」をどう考えるかは悩ましいものがありまして、
水道水を浄水するのも高くつくし、有害物質を取り切れるわけでもなし。
ペットボトルの水を買うのも、BPAが溶け出してたり、硝酸体窒素の値が高かったりで微妙。
何より、「うまい」と思える水がなかなかない…
奈良、高知と これまで住んできた時は諦めて適当に飲んでましたが、
岡山県北部を中心とした「水」の良さに気付いてから、
コメを炊くのも水もお茶も全部、湧水に変えました。
*
ちなみに、水の美味しさと密接なのが、水源となる山の植生と地質。
個人的に日本で一番美味しいと思うのは、大山の南側の伏流水なんですが、
美味しさの要因の一つが、大山の「ブナ林」ではないかと言われています。
(中国地方にはブナが比較的よく残っていますね)
そんなわけで、岡山と鳥取の県境にブナ林がわりあいに多いことと、お水の美味しさは関係があるような気がします。
今回から何回にわたって「岡山の湧水」シリーズをお送りしたいとおもいます。
(興味ある方がどれだけいるのかわかりませんが…)
初回は、「夏日の極上水」と呼ばれる新見市にある湧水のご紹介。
はい、自宅からおよそ90km、一時間半くらいかけて行ってきました。
場所はココ ↓
「夏日の極上水」と呼ばれる、平成の名水百選にも選ばれたお水です。
(自分で”極上”と名付けるセンスはあまりいただけませんが…)
鳥取の日南町が近い、標高も結構高そうなところ。
岡山市内は天気がよかったので気持ちよく走っていたんですが、北部に行くにつれて、雪。
着いたらこんなんでした ↓
コチラのお水は、ここから北にある大佐山(おおさやま)の伏流水。
色々と調べていると、この山は「蛇紋岩」と呼ばれる岩が分布しているようです。
この岩は脆くて風化しやす炒め地滑りを起こしやすい、とwikipediaに書かれている通り、
この湧水は地滑りが起きた際に偶然見つかった場所とのこと。
「平成の名水百選」の成分データによると、
ph8.1の弱アルカリ性、硬度は37.2でした。
現地での紹介はこんな感じ ↓
(phが結構違うが、なぜ…)
寒い中でしたが、ぼくの前にも汲んでいる方がいましたし、後からも何台か汲みに訪れていました。
雪の中なのに、大人気。
前に汲んでたおじさんに話しかけたら、新見市内以外からも汲みにきてるよーと言ってました。
*
さて、手袋を濡らしながら100リッター位汲みまして、自宅へ戻り早速試飲。
その飲み心地ですが…
・スキっとしたキレがある
・媚びない感じ
・浄化されてる気がする
硬すぎず、柔らかすぎず、程よい感じ。
美味しいです。
成分データ内の他の湧水と比べると…
①ミネラル分(カルシウム、マグネシウムなど)は平均以下
②硝酸体窒素の値が0.4とかなり低い
③ph8(弱アルカリ)は国内では高い方
です。
特に、よくミネラルウォーターで問題とされる②硝酸体窒素が低いのは素晴らしい。
また、動物性タンパク質を摂る際にはアルカリ性の水の方が血液が汚れにくいのではないか、とも思います。
とはいえ、いくら数字的に身体によいからといって、自分に合うかどうかは別の話。
また夏頃に汲みに行こうかな、くらいの距離感で付き合おうと思います。
興味のある方は、ぜひ。
*
次回は普段から愛飲している、その名も「愛の水」についてご紹介します〜
それでは、また。
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