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  • 11月 28, 2019
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みなさんこんにちは、タエナルです。

11/18現在、ホハラさんのご両親&兄をバルセロナに迎えて、ガウディ見物などを楽しんでいます(カサ・バトリョって邸宅がすごかった…!)

今日はカナリア諸島最大の島、テネリフェ島で利用したAIRBNB(エアビーアンドビー)がとてーも素敵だったので、すこしまとめてみます。

***

 
「AIRBNB(エアビーアンドビー)」がどんなものか、これをお読みの方はご存知かとおもいますが、今回の旅を通じて、私たちはおよそ8箇所のホスト(受け入れ先)にお世話になりました。
 
基本的にホストの自宅の一室を間借りしつつ、トイレや風呂は共有するスタイルでしたが、一口にエアビーといってもいろいろなところがあるな…と発見や驚きがたくさん。
 
 ゆくゆくはエアビーホストをしようと考えているので、宿泊客として多くの経験をできたことはとても良い勉強にもなりました。
 
それでは、テネリフェ島で泊まった3件のホストを順番に紹介してゆきます。
 
***
 
 
まず最初に泊まった(1泊だけ)のが、テネリフェ北空港そばの一軒家、
 
「1888 carary cottage beside the airport」という名前のところ。
 
ホストはマルガリータさんというおばさまでしたが、
 
どうやらご主人亡き後の広大な自宅の1Fを丸々エアビーに使っている感じでして(本人は2Fで生活)、
 
その家がまた「1888」とあるように歴史を感じさせる造りでありつつ、
 
オシャレに現代風にリフォームしているという☟
 

☝︎使わせてもらったベッドルーム

居間
居間2
かつてのダイニング
素敵ですね〜
 
上のぜんぶ自由に使っていいよ、と聞いてビックリ。
さらに調味料までそろったキッチンも自由に使えて(これ重要)言うことなし。
ここまで自由に使わせてくれるホストは初めてかも…
 
時期もあるとはおもいますが、これで一泊30ユーロ!
 
うーん、素晴らしい。
 
 ***
 
続いて、この旅でワタクシ一番のお気に入り、テネリフェ島の東部にある「Cave-room in the nature」という、なんと洞窟を改造した宿です。

いやー、おもしろいところでした、ココ ☟

dav

☝︎部屋の隣に洞窟を利用したメディテーションルームがあるという

洞窟部屋で死んでるワタクシ
ゲルも3機ある
毎朝の食事が素敵すぎる
こんなくつろぎスペースまで

ここは「manantialdetara.org」という、エコ・リトリート的な施設の一角をAIRBNBとして貸し出しているらしく。

自家発電設備と自家浄水システムがあって、畑があって、ヨガとかのワークショップをやるスペースがあって…という施設なので、もちろんWWOOFで来ている若者もいました(君たちは休みでいいなー!と羨ましがられたり)。

せっかくだったのでヨガのワークショップにでも参加したかったのですが、タイミングが合わず断念。

その代わり?でもないんですが、毎朝出てくる朝食を思う存分楽しみました。

だって、チーズにマンゴーにリンゴにミューズリーに手作りパンとケーキ(以下略)

 

おいしくて…

 

夜は夜で、自分らで買い物したやつを調理して ☟(お酒は持ち込み禁止)

☝︎ファーマーズマーケットで買ったウインナー、添加物ゼロで激ウマ

「豊かな食事」と「ゆったり落ち着けるスペース」

 

地方の田舎で民泊をやるのであれば、この2つをどうやって提供できるかがやっぱり大事だなあと実感しました。

ただ、自前で料理を提供するとなるとキッチンが2箇所必要とかの環境整備が必要だったり、外食をするにしても地方には美味しいお店が少なかったりする現実もあり。

(と、天草でエアビーしている夫婦から伺いました)

僕がいちばん良いと思うのは、自分たちの畑もしくは近所のおばちゃんの畑で採れたものをゲストに提供して、それで勝手に調理してもらうor一緒に調理ないしワークショップをする形。

海外の人たちは現地食材をどう使えばいいのか分からなかったりするし(僕らもそうだったので)、日本の食文化や和食の調理法に興味を持っている人が予想以上に多いことも今回の旅で感じたことの1つでした。

さらにそこに「発酵食」や「地方在来種の野菜」などのテーマを加えたり、時期によってはゲスト自身が種まきや収穫をする体験(バイオダイナミクスや自然栽培のレクチャーつきで)も提供できれば面白いものになるのではないかなーと考えたり。

たまたま見つけたところだったけど、とても勉強になりました。

 

***

 

そしてそして、最後にテネリフェでお世話になったところをご紹介。

これまたテネリフェ北空港に近い「El Molino – Tu descanso」という、これまた大きな一軒家の一室をお借りしました。

写真は少ないのですが、なんとなくこんな感じです☟

夕食作りー
フアンのケフィアちゃん
謎の植物、チャイオータ
ここ、なにがすごかったかというと、ホストのフアン(多分65歳くらいのおじさま)がビックリするくらいスーパーフレンドリーだった…
 
 
夕飯たべたあと、キッチンでなんとなしに会話を始めたら、あれよあれよ、
 
「テネリフェのワインは最高だぞ、どうだ一杯やらないか??」
 
「畑やってんのか、このタネ持っていけ!」
 
「このケフィア、体にいいから日本に持って帰れ!」
 
と大盛り上がりで、私たちも調子に乗ってホスト家族の夕飯(豆の煮物)をつまみ食いしたり、それがあまりにうまいのでレシピを聞いたり。気づけば3時間くらい経ってた…
 
うーん、なんでこんなにオープンで良い人なんだろう…
 
 
**
 
 
今回の旅でスペインを訪れることにしたキッカケの一つに、以前の旅で出会ったスペイン人のノリが好きだったから、というのがあって。
 
で、島国日本と比べて、スペインの島々に住む人たちのメンタリティーってどうなんだろう?
 
やっぱり閉鎖的でシャイで陰湿なのか、それともオープンかつフレンドリーなのか。
 
本当はメノルカ島にも行って確認したかったのだけれど、テネリフェ島そしてフアンとの出会いから少し感じるものがありました。
 
 
やっぱり、前にフランス編でも少し書いたんだけれど、「恐れ」と「無知」、この2つだなあと。
 
無知から恐れが生まれ、恐れが排他性を生み、排他性が閉じられた陰湿さを生む…という負の流れ。
 
 
**
 
 
なので、「無知」を脱するには、多様なものの価値観・考えかたなどを受け入れられる機会や環境と、それぞれの違いを楽しめるだけの、経験によって育まれる「知性」のようなものが必要なのだと思います。
 
フアンはテネリフェ生まれだけど、若いときに8年間くらいベネズエラで働いていて、奥さんもベネズエラ人。
 
テネリフェ島自体が南米やヨーロッパからの移民が多いマルチカルチュラルな環境でもあるし、同じ島国の人間だけれど生きてきた環境が何より違うなあ(あと年中温暖な気候も)と感じた次第。
 
日本のことを考えると、移民はいるけど一方的に排除(特に在日韓国人への差別の歴史は目を覆いたくなる)するか、移民の存在自体を見て見ぬふりをするというか、「日本」の枠に入れようとしない雰囲気…
 
そして、外国で一定期間生活したり、仕事したりする機会を持つ人はとても少ない。
 
だから、「島国だから閉鎖的でしょうがないじゃん」ではなく、「島国だからこそ外に出てゆこう」が当たり前にならないとダメなんでしょうね。
 
日本もいつの日か、オープン&本当の意味でフレンドリーになる日が来るといいなあ、と思います。
 
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☝︎フアンの奥さん手作り、ウェルカムドーナツ。病みつき。

そんなこんなで長い文章になってしまいましたが、テネリフェ編はこれにて終了。

続いては、ポルトガルのリスボンを経由してスペイン本土、バルセロナから電車と車で2時間くらいのWWOOF先について書きます。

(ここも素晴らしいところだった)

 

それでは、また。

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