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【番外編】サンセバスチャン食日記

  • イナベ・ユウイチ
  • 10月 15, 2019
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こんにちは、タエナルです。

10/15現在、スペインのカナリア諸島にあるラ・パルマ島に滞在しています。

フランスで発症し、サンセバスチャン滞在後に悪化した風邪が収まらず… 

WWOOFの予定を延ばして、ここ数日間をホステルやAIRBNBでの療養に当てています。

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さて、今日は10/6-10/9まで滞在したスペイン・バスク地方の観光都市、サン・セバスチャンについてお送りしたいと思います。

⇧ 中心街にある大聖堂。現在工事中でした。

そもそも、なぜサン・セバスチャンを訪れたかというと。

高城剛さんが数年前に出したサン・セバスチャンの本、これがとても面白かったんです。

人口18万人の街に、どうしてミシュランに載る店がたくさんあるのか。

また、どうして世界中からたくさんの観光客が訪れるようになったのか。

歴史的背景、文化、風土、そのあたりがどうなっているのか、自分で見て知りたかったんですね。

ホハラさんがインバウンドに興味があることもあり、今後の日本にサン・セバスチャンのような街が生まれることはあるのかな、あるならどの辺りかな、などと考えるのも楽しく、短い滞在でしたが感じるものは多くありました。

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そんなわけで、まずは観光客を虜にする「食」について、ブラブラ食べ歩いた「ピンチョス」から考えてみます。

まず、「ピンチョス」というのは、元々はバケットにオムレツとかエビとか乗っている大衆的なおつまみだったようです。

今でもそれが定番のスタイルではあるのですが、サン・セバスチャンで起きた料理の革命「ヌエバ・コシーナ」や分子料理の流れを受け、より洗練された一品料理として提供されるようになった経緯があります。

↓この辺はオーソドックスなピンチョスでしょうか

スマホのカメラではあんまり前衛系の写真がないのだけれど…

↓ちょっと変わったピンチョス

お花がきれいです
きのこ三段のせ、うに、と何か
サーロインステーキ
フォアグラ

3つか4つのピンチョス+地酒の「チャコリ」をたのんでも15ユーロしないくらいで、一晩に何軒かハシゴして楽しむのが定番のスタイルみたいです。

ピンチョスを出すお店も旧市街の狭いエリアに密集していて、この感じは何かに似ている…と感じていたら、

あ、金沢のおでんだ。

と思い当たりました。

それをホハラさんに伝えると、

「いや、おでんじゃなくて大阪の串揚げでしょ。」とのこと。

 

ああ、たしかに…

 

でも自分としては、海があって、山があって、飯がうまい…

日本の中でサン・セバスチャンに一番近いのは、石川県のような気がします。

今年の4月に移住候補地巡りの中で、加賀ー金沢ー能登と旅をしましたが、金沢と白山と能登を足して3で割ったらなんとなくサン・セバスチャンぽい感じ、というのが今の印象ですね。

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しかしどうなんでしょう、サン・セバスチャンには観光に特化したクリエイティブ・ディレクター的な人がいるようで、体感としても街全体が観光に向けオープンな印象を受けます。

(むしろ、観光客が来すぎて若干キャパを超えている感じも。今後は逆にクローズしてしまうことがあるのでしょうか、わかりません)

一方、日本の行政がやっている観光施策って、観光客向けというより、国内の利益集団にお金をばらまいているだけ、みたいなのが多くて萎えることがしばしば(奈良に住んでいたときに痛感)。

また、「おもてなし」という言葉がありますが、それほんとうに相手の立場、観光客の立場になって考えてんの?と聞きたくなるような内容のものが多い。

一般論になりますが、日本の人は、よそから来る人たちにオープンに接することが歴史的・文化的に難しいのかな、と考えることが度々あります。オープンなフリはするのだけど。あくまで表面だけ、という。

(その気持ち、自分もよくわかるのですが)

まあ、日本に限らず先進国の田舎はどこもそんなもんだよね、という話をフランスのWWOOF先でもしていて、

結局全ての原因は「無知からくる恐怖」だ、という結論になりました。

ほんと、そうだと思う。

だから、どんどん世界に出ていって、いろんな人たちと付き合って、まず自分をオープンにしないとな、とあらためて。

そんなこんなで、サン・セバスチャンを楽しんだ私たちでしたが、終盤からホハラさんの体調が急激に悪化…💧
 
ピンチョスだけでなく、ミシュラン獲ったレストランも行きたかったけれど、断念。
 
またいつか、万全のコンデイションで訪れてみたいところです。
 
それでは、また。
 
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